弊社では、「一般社団法人 MOA自然農法文化事業団(全国MOA自然農法推進協議会)」と共同で有機農産物の生産トレーサビリティを有効活用するための取組(Japan Organic Agricultural Network)を行っています。
生産物の生産トレーサビリティを活用する事により
これらの情報をICTで提供する事により「有機農産物の生産拡大・流通拡大」を目指しています。
「有機農産物」「オーガニック農産物」の定義をご存知ですか?
昨今の健康志向で、一般のスーパー・マーケット等でも購入する事ができるようになりましたが
日本では「有機JASマーク」が表示されている農産物のみが「有機/オーガニック農産物」と表示する事が認められています。
有機農産物生産者数はどうでしょうか?
日本の全農家の0.5%(約12,000戸)が有機農産物を生産していますが、その内「有機JASマーク」を認定取得している農家は0.2%で残り0.3%は有機JASマーク認定を受けていません。
有機農法で作物を生産しても「有機/オーガニック農産物」と表示できる生産者は、わずか「0.2%」なのです。
スーパー・マーケット等の小売販売店で「有機農産物」が少ないのは、「有機JASマーク取得生産者数が少ない」ためです。
有機JASマークを取得するためには、厳正に「その生産物が有機JAS規格に従い、正しく生産された」事を日々記録(生産行程管理記録)する必要があり、その記録を有機JAS認定機関に提出する必要があります。
生産記録を日々記録し、清書後提出することは更なる手間を掛ける事(2・3重の手間が掛かる)となってしまいます。